田舎暮らしの設備
いくらきれいに見える清流でも、人間の目で汚染の有無を判別するのは不可能です。民家の位置や地形である程度のことは推察できますが、汚水をパイプで誘導して放流しているようなケースだってあります。地下10m以上の深井戸なら汚染は起こりにくいですが、沢水などの表層水や浅井戸を利用する場合は、保健所にサンプルを持ち運んで水質を調べた方がいいでしょう。
水質検査の費用は、農薬の有無や硬度まで詳細に調べる場合は20万円くらいですが、必須項目を調べるだけなら1万円前後。必須項目は色度、濁度、臭気、味、PH値、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素、塩素イオン、過マンガンカリウム消費量、細菌数、大腸菌の有無など約10十種類があり、飲用に適さないときはデータに示されます。細菌類が出ても煮沸消毒すれば飲めますが、毎日使う水だけに不安が残ります。化学物質が基準値を上回っていたら、利用をあきらめたほうがいいでしょう。なお、井戸水でも最初のうちは大腸菌が出やすいですが、管内をしっかり洗浄すればすぐに改善します。
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