田舎暮らしの基礎知識【農地関連】
農地の取得は、当然ながら農業者になることを意味します。フリーライターは本人が望めば誰でもすぐに開業できますが、農業を万人に認めると一部の資本家が農地を支配して日本の農業政策に支障を与えかねない。そういう農地法の建前があって、農地取得には営農計画の審査が必要とされています。
その中身ですが、どんな作物をどのくらいの面積で育てるのか、反当たりの収量をどのくらい見込んで年間いくらの収入を得ようとするのか、設備資金に対して自己資金や借り入れはいくらとするのか、など詳細な記述が求められます。つまり、農業に具体性が必要なのです。
そのため新規就農の場合、営農計画書の作成は行政書士に頼むのが一般的(費用は5万円くらいから。三条許可までは40日程度)。この線に沿って農業をやりますよ、という意思を書類で示すことになります。では、本当にみんなその通りやっているかといえば、半数もいないのが実情。地域によっては、「あなたのところはよく申請を出すが、計画どおりに農業をやっていない。新規就農は簡単に認められません」と県からいわれるケースがあるようです。では、営農計画どおりにやれば飯が食えるのか、といえばそうでもありません。ここが本音と建て前の難しさなのですが、三条申請はいちど許可になれば取り消されることはまずありません。しかし、あなたが許可後に農地を放置すれば、次の申請者に迷惑がかかる恐れがあります。農地を求める人は、ただ田畑がほしいではなく、私はこんな農業をやるというビジョンを持つこと、そして農地を保全して多少なりとも農業収入をあげる、という気持ちを忘れないことです。
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