田舎暮らしのライフスタイル
すでに田舎暮らしを始めた人は、貯蓄や年金という裏付けを持った50〜60代の中高年が7割以上です。定年後を田舎で暮らす意義は、空気のいい場所で体を動かせること、家庭菜園や釣りなどの趣味を生かせること、地域社会の役に立つことで生きがいを持てること、などが挙げられます。近年は50代半ばの早期退職組も増えてきました。年金受給開始までの収入確保という課題はありますが、田舎暮らしの敷地を整えたり、地域社会に慣れるには時間がかかるので、その観点からは好ましい現象です。早期退職制度がある会社のサラリーマンは、前向きにこの制度を活用すべきです。移住に必要な資金は、年間200万円の生活費×年金開始までの年数+住宅費が最低ラインでしょう。このライフスタイルの最大のネックは、家族の説得です。夫が強引に移住を決めたり、子どもに相談しないで行動すると、のちのち問題が起きやすいのです。妻がノイローゼになったり、子どもに呼び戻されるケースがかなり見受けられます。説得の成功例としては、田舎暮らしの専門誌を持ち帰ってさり気なく読ませたり、「都会に住む子どもに田舎を創ってやろう」「健康的な生活をするには田舎がいい」と粘り強く会話を続けてきた人たちがいます。たまに夫が単独で移住するケースも見かけますが、夫婦関係の維持が難しいのであまりお勧めできません。このライフスタイルの変形として、月に十日くらい長期滞在したり、春から秋にかけて半定住する人もいます。別荘生活との違いは暮らしの一部になっていることで、多くが家庭菜園などを楽しんでいます。また、地域住民とふれあうことで生活の知恵を学ぶこともできます。
トラックバックURL
この記事にコメントする

